日課で餌やりをしているイズミルの猫ちゃんたちの近況報告を、インスタグラム及び、フェースブックで、全てさせて頂いていましたが、本日より、長文を伴うストーリー性がきちんとある投稿に関しては、こちらのブログのカテゴリー「イズミルの猫ちゃん」に書かせていただくことに致しましたので、よろしくお願いいたします。
最初の投稿はつい最近まで妊娠していたと思われる雌猫ちゃんたちの近況です。以下のメンバーがお腹がずっと大きくて、妊娠している様でした。
6匹の妊娠していたメス猫たちの今
1.スーちゃん
3月の中旬頃、2日間姿を現さず、3日目にご飯を食べに現れた時には、お腹がペッちゃんこになっていて、怖いぐらいにガリガリに痩せ細った状態でした。それまで妊娠中だと思っていた時は、ホルモン変化の影響らしい気性の変化があって、凄く気が強くなっていて、他の猫ちゃんのご飯も全部横取りして食べていました。とにかく怖いぐらいの食欲でした。なのに、お腹がペッちゃんこになって現れた日からは、気が弱くて、食欲も細くなっていました。元気があまりにも無いので、病院へ連れて行きたかったのですが、もし赤ちゃんを産んでいて、授乳中であれば、病院へ入院をさせられないので、毎日スーちゃんが食欲をそそられて、食べられそうなものを持って餌やりに出ました。スーちゃんを優先してたくさん食べさせて、栄養補給をしっかりさせ、元気になるように頑張りました。
しばらくして、同じレジデンスに住む女性で、スーちゃんが子猫時代に餌やりをしてくれていた人が、スーちゃんを抱き上げて授乳中かどうかお腹をさすって確認してくれましたが、授乳中のお乳が見当たらないので、多分出産していないという意見でした。でも、明らかにお腹がパンパンに大きかったし、ホルモン変化の様な性格の変化も有ったし、はっきりしたことがわからないままでした。何とかスーちゃんは、徐々に元気を取り戻してきましたが、下の写真の様に4月9日の時点でもガリガリで、お腹も下していたのか、尻尾が汚れていました。とても心配でした。
赤ちゃんを全く育てられていなかったら、お乳の状態が変化しないのか、全く知識がなく、とりあえず病院へ連れて行かずに、引き続き自己免疫力を上げさせる選択をしました。スーちゃんは徐々に食欲も旺盛になって、元気を取り戻していました。
そして、4月16日、また、驚いたことに、前日までぺちゃんこだったはずのお腹が、また妊娠中かのように膨らんで見えました。全くどうなっているのか理解ができません。その後も毎日お腹が徐々に大きくなって生きているように見えます。
たくさん食べて太ってきただけなのか、それとも、出産したと思っていたけど、まだ妊娠状態が以前から継続中で、1ヶ月前にお腹がぺちゃんこになって、体がガリガリに痩せ細っていたのは、病気だったのか?よくわかりませんでしたが、スーちゃんが元気になってきていたので、安心していました。その5日後の4月21日に食後に横になって寛いでいたスーちゃんの写真をズームで撮ったところ、授乳中っぽいお乳を発見!ということは、赤ちゃんも無事で、子育て中なのかな⁈
2.トモちゃん
そして、この「トモちゃん」ですが、まだインスタグラムやフェースブックで、きちんと紹介をしていなかった小柄な若い雌猫ちゃんです。妊娠してお腹が大きくなった状態で、2月頃に突然、レジデンス裏の餌やり場へ現れました。とてもお腹を空かせている状態でした。それから毎日現れてご飯をたくさん食べていました。下の写真は2月21日のトモちゃんです。「スーちゃん」と同じくまだまだ体の小さな雌猫ちゃんですが、妊娠中のホルモン変化の影響か、白黒猫で一時狂暴化して問題児だった雌猫の「ミニちゃん」をやっつけるほど気が強かったです。
このトモちゃんが、3月の中旬にかけて1週間ほど全く現れなくなりました。「たぶん、何処か出産に適した場所を見つけて、そこで子育てをしているのだろうなぁ。誰かから餌をもらって、元気にしていると良いけどな。。。」と心配をしていました。
3月16日に突然、下の写真の様にボロボロになった姿で戻って来ました。
ずっと寒かったので、風邪をひいているのか、鼻の穴も詰まっているし、目の周りや口の炎症が酷く、ガリガリに痩せ細った体は痛々しいほどでした。そして骨と皮だけになったようなお腹が痙攣しているかのように波打って動いていました。見ていて怖くなるくらいボロボロで、まだまだ幼い雌猫が誰の助けもなく何処かで出産をして、こんな辛い状況に陥ってしまったことが、可哀想で、見ていて泣きそうになりました。
このトモちゃんの時も、先に説明した「スーちゃん」の場合と同じで、もし授乳中だったら、母猫がいなければ赤ちゃんたちが死んでしまうので、病院へ連れて行かないという苦渋の決断をしました。この日も翌日もトモちゃんが大好きだったウェットフードを食べさせようとしても、ぺろぺろ舐めるだけで、全く食べずに何処かへ隠れてしまいました。
「このままでは、間違いなくトモちゃんは死んでしまう。どうして何も食べないのか?」と家に帰ってからもずっと考え続けました。この写真をアップにして見て、やっと気づきました。口や歯に炎症があるから、痛くて噛めないのだと。翌日、スープが多いウェットフードや、鶏肉ミンチを茹でた物と、その茹で汁を準備して、トモちゃんの前に置くと、ガツガツたくさん食べてくれました。「トモちゃん、すぐに気付いてあげられなくて、ごめんね。」と謝りました。なんとか栄養補給が間に合って、元気になってと祈る気持ちで、毎日たくさんスープ類や柔らかいものを食べさせました。
下の2枚の写真が約1か月後のトモちゃんの様子です。
だいぶ良くなってきているのがわかると思います。少しですが、固形フードも食べられるくらいに口の状態も良くなってきていました。
そして、更にその約1週間後の4月21日にはかなり良くなっていて、元気に遊びまわれるようにもなって来ました。下の2枚の写真がその様子です。トモちゃん本来の、可愛い顔になっています。
子育てをしているのかどうかは、いまだにさっぱりわかりませんが、元気に毎日ご飯を食べに来る姿を見られるのは、嬉しいです。
3. リオちゃん
下の写真の3月12日のリオちゃんは、お腹がかなり大きくなっていました。もうそろそろ出産時期が近付いて来ているなと感じていました。
リオちゃんは4月5日に多分、出産を川沿いの土手の草むらでして、子育てをきちんとできていると思います。毎日来ていたリオちゃんがその日は現れず、兄妹の「トリ君」がソワソワしていて、食べ物を食べずにいつもと様子が違いました。この兄妹はすごく仲が良いので、トリ君はリオちゃんと赤ちゃんが心配で食べられなかったのだと思います。2日後、ようやくリオがいつもの居場所ではない川沿いの土手の方から現れて、ご飯をたくさん食べました。体調は良さそうでした。
食べ終わったらすぐにその方向へそそくさと帰るという行動が毎日続いているので、うまく子育てができているはずです。赤ちゃんを連れて一緒に出てくる日がとっても楽しみです。
4. ミニちゃん
子猫の「リン君」の母猫でもある「ミニちゃん」、1ヶ月ぐらい前に、今にも出産するというくらい大きなお腹を抱えて現れて、ご飯を食べたのを最後に、全く姿をみせていません。凄く心配です。下の写真が最後に撮った3月24日の写真です。
出産の過程で何か悪ことが起こって命を落としてしまったかもしれないと、心配しています。ひょっとしたら、いつもいた場所は雄猫が多くうろついていたので、何処か出産と子育てに安全だと思われる新たな場所を探して、知らない場所で必死に子育てをしている可能性も有ります。ミニちゃんは何かと問題児でしたが、子育てだけは初産でも完璧にこなした経験のある子なので、我が子を守るためなら無我夢中でどんな試練にも耐えて生き残っているかもしれないです。そう思いたいです。もしかしたら、慎重なミニちゃんは人気の無い夜遅くに餌を探していつもの場所へ来るかもしれないと、毎日かなり多めにドライフードを置いて帰りました。2で紹介した「トモちゃん」も、半年前くらいに姿を消した「ピピちゃん」というメス猫も、出産間近の大きなお腹を抱えて、ある日突然どこからか現れて、メンバー入りした子たちです。なので、この子たちのように、子育てに適した場所を求めて新天地へ移動した可能性もあると思います。元気な姿で子猫たちを連れて、また現れて欲しいです。
5. ミニモフ
この「ミニモフ」ちゃんは臨時メンバーで、いつもの餌やりの公園の近くの家の庭で寝床がある子です。よくわかりませんが、一応は飼い猫になっているのかと思います。この子は2週間くらい前にその家の納屋の屋根裏で無事に出産をして現在子育て中です。子育ての合間に公園へ私のご飯を食べにやって来ます。私の手作りのご飯が大好きな子です。
6. チビちゃん
この「チビちゃん」は上の「ミニモフ」ちゃんと同じ家で一応飼い猫っぽくなっていました。名前もその家では「カラバシ」と呼ばれていました。このチビちゃんは子猫時代、「ミャンミャン」という三毛猫と2匹で仲良くレフデンス前の駐車場にいました。最初はこの2匹が姉妹で、数日後に現れた「チコちゃん」は姉妹ではないと思っていましたが、実際は「ミャンミャン」と「チコちゃん」が姉妹で、チビちゃんは違いました。とても警戒心の強い子で、餌やりを始めてから懐くまで時間がかかりましたが、一度懐いた後は、毎日すりすりして来て可愛い子でした。レジデンスの外での最初の餌やりメンバーです。同じレジデンスに住む人に聞いたところ、この「チビちゃん」と4の「ミニちゃん」は姉妹だと言っていました。本当かどうかわかりませんが、年齢層も毛柄もよく似ているのであり得ます。このチビちゃんも「ミニちゃん」や「ミニモフ」と同じく出産間近に見える大きなお腹を抱えていました。そして、姉妹と思われる「ミニちゃん」が消えた日と同じ日に突然姿を消しました。飼い主っぽくなっている人にも聞きましたが、何処へ行ったのか全くわからないと言っていました。チビちゃんも、ミニちゃんも、何処かで元気で暮らしていますように。